オオクワガタ飼育を始めよう!

オオクワガタ飼育の魅力について専門店が紹介!ハマる人続出のワケとは?

オオクワガタ飼育の魅力

オオクワガタ飼育の魅力とは?

外国産のクワガタ・カブトムシが輸入できるようになり今では多くの種類のクワガタを手にとって飼育できるようになりました。そんな中で変わらず人気N0.1を誇るのが日本のオオクワガタです。

日本のクワガタしか飼育できなかった時代ならともかく、今でも抜群の人気を誇るワケとは何でしょうか?オオクワガタ飼育の魅力とは?

子供の頃からの憧れ“オオクワガタ”

子供の頃に1度はクワガタを飼育した経験があるという方も多いはず。 ノコギリクワガタやコクワガタなど近所や田舎で捕まえては飼育しました。 昔は今のようにクワガタを買える場所は少なく、ミヤマクワガタやヒラタクワガタに憧れ、 まして”オオクワガタ”は手の届かない存在でした。

そして大人になった今、昔憧れたオオクワガタを自分の手で飼育してみようと思う方が多いです。 実際に購入された方からもそのようなメールをたくさん頂いております。

飼育しやすい。寿命も長いのでじっくり飼育を楽しめる。

飼育しやすい。寿命も長いのでじっくり飼育を楽しめる。 オオクワガタは外国産クワガタに比べ飼育し易いため、入門種として飼育を始められる手軽さがあります。飼育の簡単・難しいとはどういうことでしょうか?

簡単にいうと、
■1年を通じて温度管理をする必要があるかどうか。
■寿命がしっかりしていて様々な環境にも強いかどうか。
といえます。

オオクワガタは夏の高温にも比較的強く冬季には越冬します。室内でしたらまず温度管理することなく常温で飼育できます。逆に外国産クワガタの多くは18℃~28℃くらいの間で温度管理する必要があり、適正温度で飼育しないとすぐに死んでしまう難しいクワガタもいます。

オオクワガタの寿命は成虫で通常2年~3年(長いもので4~5年)くらいと他のクワガタに比べ長寿です。もちろん個体差はありますが、寿命が数ヶ月というクワガタも多いですのでゆっくり飼育を楽しむことができます。

産卵も難しくはありませんので、累代飼育を始めたい方にもおススメです。
オオクワガタを入門種としてクワガタ飼育に慣れてから外国産へ飼育の幅を広げていかれる方も多いです。

とはいえ何年も飼育を続けるベテランの方でもオオクワガタ飼育をメインにされている方はとても多いです。入門種だけに留まらない魅力と奥深さがあるのです。

産地や大きさ、形などこだわって飼育できる。

普通に飼育するだけでも十分に楽しめますが、オオクワガタには飼育の楽しみ方がたくさんあります。 そのひとつが産地別にこだわっての飼育です。

今ではショップで手軽に入手できるオオクワガタも野外で採集するとなると非常に困難です。そのため飼育しているオオクワガタがどこで採れたオオクワガタをルーツとしているのかは大きなポイントです。

なかなか出回ることはありませんが野外採集個体が販売されることもあります。

例えば有名な産地は・・
山梨県韮崎市周辺
大阪府能勢周辺
佐賀県筑後川周辺

などがあります。

飼育しやすい。寿命も長いのでじっくり飼育を楽しめる。

北海道や東北地方、四国、中国地方など好きな地域にこだわって飼育してみるのも楽しいです。

オオクワガタというくらいですから大きさにこだわって飼育するのも魅力です。昔は7cmを越えるオオクワガタに大変な高値がついたりしていました。そのため”黒いダイヤモンド”ともよばれたりしていました。

今では菌糸ビン飼育の発達により9cmを超えるオオクワガタが羽化しています。 オオクワガタの大きさは幼虫期間の飼育の仕方で大きく変わってきます。 より大きなオオクワガタを育てるために試行錯誤して育てるのも醍醐味です。

オオクワガタはマイペース

オオクワガタの性格は大人しくマイペースです。野外では普段は木の洞穴などに身を潜めています。

そのため飼育中はマットの中に潜っていて中々現れないことも多いです。普段の飼育でも時々霧吹きで水分を与えたりエサのゼリーを交換するくらいです。 犬や猫といったペットと違い、そういった点では植物を育てるような感覚に近いかもしれません。

そんなオオクワガタのペースに合わせて大切に飼育してあげることが大切です。

最近では以前に比べクワガタ・カブトムシ飼育を始める方がとても多くなっています。
外国産など色々な種類が飼育でき、それにともない飼育に必要な用品や飼い方などの知識もインターネットを通じて入手し易くなったことが大きいでしょう。

みなさんも是非オオクワガタ飼育を始めてみましょう!

オオクワガタ成虫の飼い方。冬季の飼育方法も紹介。

オオクワガタ成虫の飼い方。冬季の飼育方法も紹介。

オオクワガタ成虫の飼い方

オオクワガタは基本的に室内でしたら常温での飼育が可能です。ただし夏場はできるだけ30℃を超えないように、冬季は氷点下になるような環境は避けて下さい。

また極端な乾燥・蒸れも好みません。飼育場所としては直射日光の当たらない室内が良いです。
常温飼育の場合には「活動している時」「冬眠している時」の2種類の飼育方法があります。

まずはオオクワガタが活動している時の飼い方について紹介します。

活動時の飼い方(目安 4月~10月)

オオクワガタ成虫の飼い方。冬季の飼育方法も紹介。

関東の気温では活動期は大体4月~10月にあたります。18℃を下回ると活動が鈍くなっていきます。

まずオオクワガタは交尾させる場合を除きオス・メス別々のケースで個別に飼育します。
普段は大人しいオオクワガタですが一つのケースに複数のクワガタがいると傷つけあう場合があるからです。特にオス同士はケンカしやすいですので同じケース内で飼育するのは避けて下さい。

必要な用品は、
■飼育ケース(中~ミニサイズ、お好みで)
■昆虫マット(管理用)
■昆虫ゼリー
■転倒防止材
です。

エサ台など便利な補助用品もありますのでそれらをご使用頂くと飼育がおこないやすいです。

飼育ケースのサイズはこの大きさでないとダメということはないです。
飼育頭数や飼育スペースに合わせてお選び下さい。(同じケース内に複数のクワガタがいますとケンカしてしまう恐れがありますので、できるだけ個別に飼育して頂くのをおすすめします。)

フタに隙間が多いケースはビニールに空気穴をあけたものを挟むとケース内の乾燥を防ぎます。
コバエの出入りと乾燥を防ぐコバエシャッターという便利な専用ケースがありますのでおすすめです。

飼育ケース内のセット方法

まず飼育ケースに昆虫マットを敷いて霧吹きなどで湿らせます。成虫が十分潜れる深さが良いです(=飼育ケースの3分の1くらい)。

昆虫マットは飼育管理用の未発酵のもの(成虫管理用マット)が良いです。
発酵マットでも飼育できますがコバエが発生しやすくなります。

マットの上に転倒防止用の材(木片など)をバランスよく置いてオオクワガタがひっくり返っても自分で起き上がれるようにします。
そしてエサの昆虫ゼリーをいくつか置いて下さい。

飼育中の管理について

オオクワガタ成虫の飼い方。冬季の飼育方法も紹介。 飼育中はケース内が乾燥してきたらマット表面が湿る程度霧吹きします。
あまり水分を与えすぎてしまうと夏場など蒸れの原因となりますのでご注意下さい。

クワガタ・カブトムシに共通しますが”高温・多湿”の環境は良くありません。

昆虫ゼリーはなくなったり時間が経過して腐ってしまいましたら交換して下さい。

オオクワガタといえど夏場の猛暑には注意が必要です。
30℃以上にならないように夏場は室内の一番涼しい日陰の場所に置いて下さい。 季節を問わず直射日光に当たる場所や屋外での飼育は厳禁です。

越冬時の飼い方(目安 11月~3月)

関東の気温では大体11月~3月は越冬期にあたります。
オオクワガタは気温が低くなるとエサを食べなくなりマットに潜って越冬(冬眠)します。

※越冬はオオクワガタにとって体力を消耗する大仕事です。良いエサを十分に与えてから越冬させましょう。

越冬時はマット内に潜りっぱなしになりますので飼育ケースの成虫管理用マットを多めに敷きます。目安は飼育ケースの半分以上です。

あとは時々ケース内が乾燥しないように霧吹きしてあげましょう。 オオクワガタ成虫の飼い方。冬季の飼育方法も紹介。

【オオクワガタ冬眠時の注意点】
○マット上に出ている間はエサを食べますので必要に応じて転倒防止材と昆虫ゼリーを置いて下さい。

○オスとメスはできるだけ別々のケースで越冬させるのが良いです。オスはコバエシャッター(小)、メスはコバエシャッター(ミニ)がおススメです。

○暖房の影響で室温が暖かいと完全に冬眠しません。越冬中は室内のできるだけ常温の場所に置いて頂くのが良いです。

○冬季はとくに乾燥しやすいですので、マットが乾燥するようでしたら霧吹きで加水して下さい。

○春になり暖かくなりますとマット上に出て活動を再開します。この時エサの与え忘れにご注意下さい。

オオクワガタ幼虫の飼育方法について。菌糸ビンでの飼い方を分かりやすく解説。

オオクワガタ幼虫の飼育方法について。菌糸ビンの飼い方を紹介。

オオクワガタ幼虫の飼育方法

オオクワガタ幼虫を飼育するには大きく分けて3つの方法があります。

■菌糸ビン飼育(幼虫期間が短く、しかも大きくなり易い)
■発酵マット飼育(菌糸ビン飼育よりは大きさは期待できないが管理し易い)
■材飼育(自然の幼虫に一番近い環境。ただし大型のオスを育てるには良質の材の入手が難しい)

昔は材飼育で行なわれていましたが、その後発酵マットで飼育されるようになり 今では菌糸ビン飼育が主流となっています。ここでは一番飼育し易い菌糸ビンでの飼育方法を紹介します。

菌糸ビンでの幼虫飼育

オオクワガタ幼虫の飼育方法について。菌糸ビンの飼い方を紹介。

菌糸ビンはキノコ菌が培養されたオガ粉(クヌギ・ブナ・コナラなど)を専用のボトルに詰められたものです。キノコ菌により分解されたオガ粉を食べ幼虫が栄養を吸収し易く大きく成長する特徴があります。

菌糸ビンに使用される菌種はいくつかありますが、通常オオクワガタの幼虫にはオオヒラタケ・ヒラタケ菌のものを使用します。

当店でご販売している菌糸ビン「大夢(だいむ)」はオオヒラタケ菌です。

菌糸ビンは幼虫が成虫になるまでに何回か交換する必要があります。交換する時は同じ種類の菌糸ビンを使用するほうが幼虫にとっても環境に馴染みやすくなりますので良いです。

どうしても途中で菌糸ビンの種類を変えたい場合にはそれまで使用していた菌種と 同じものを選ぶようにしましょう。

オオクワガタの幼虫は完全変態

オオクワガタ幼虫の飼育方法について。菌糸ビンの飼い方を紹介。 オオクワガタは1令(初令)→2令→3令(終令)の3段階の幼虫期間を経てから蛹になって成虫に羽化します(=完全変態)。

これは他のクワガタ・カブトムシも同様です。
初令・2令・3令の見分け方は、頭の大きさがそれぞれ一回り大きくなっていきますのでそこで判断して頂くのが分かりやすいです。脱皮したての場合には頭の大きさに比べて体が不自然に小さいため、体の大きさで比べると分かりにくい場合もあります。

菌糸ビンへの投入時期

オオクワガタ成虫の飼い方。冬季の飼育方法も紹介。 幼虫から成虫に羽化するまでを菌糸ビンで飼育します。菌糸ビンに投入する時期は目的に合わせて変えるのが良いです。

例えば初令から菌糸ビンに投入すれば大きく育てるには効果的になることがありますが、まだ幼虫が小さいため菌に負けて死亡する確率が高くなる恐れがあります。

それを避けるたに初令~2令初期までは発酵マットで飼育をし、ある程度大きくなってから菌糸ビンに投入することもできます。

慣れないうちは2令~3令初期くらいになってから菌糸ビンに投入するのが良いでしょう。

菌糸ビンのサイズについて

オオクワガタ幼虫の飼育方法について。菌糸ビンの飼い方を紹介。 菌糸ビンにはサイズがあります。オオクワガタ飼育で使用するのに一般的なのは、

■500cc・・初令~2令、またはメス
■800cc・・2令~3令、オスや大型のメス
■1400cc・・大型のオス

上記の3つです。

さらに大きいサイズやプリンカップサイズのものもあります。
一度菌糸ビンに投入したら幼虫の食べ具合や菌糸ビンの劣化状態に合わせて新しい菌糸ビンに幼虫を移し替えます。(=菌糸ビン交換)

その際に幼虫の大きさやオス・メスの違いによって交換するサイズを決めます。
通常は成虫になるまでにオスで3~4回、メスで2~3回ほど交換します。

幼虫が食べ進むと菌糸ビンの側面に茶色い食痕が見えますので、全体の7~8割を食べたら交換の目安です。外からあまり変化がなくても菌糸ビン内部を食べていることもあります。

オオクワガタ幼虫の飼育方法について。菌糸ビンの飼い方を紹介。 また、菌糸ビンの菌は生きていますので時間とともに劣化してきます。
劣化の早さは飼育温度などの環境によっても変わってきますが、大体2~3ヶ月に一度を目安に交換して頂くのが良いです。

食べるペース(早さ)は幼虫によって違いがでます。よく観察してそれぞれに合わせて交換して下さい。

幼虫のオス・メスの見分け方

初令・2令の段階ではオス・メスを見分けることは難しいですが、3令幼虫まで成長しますと体や頭の大きさがオスの方がメスよりも大きくなりますので判別できるようになってきます。

またメスの尻部の表面には一対の黄色っぽい斑紋が見えることがあります。
個体によっては見えにくい場合もありますので、体の大きさなどと総合して見分けて頂くのが良いです。 オオクワガタ幼虫の飼育方法について。菌糸ビンの飼い方を紹介。

蛹室(ようしつ)を作り始めたら・・

オオクワガタ幼虫の飼育方法について。菌糸ビンの飼い方を紹介。 蛹になるのが近づいてくると幼虫の体の色が黄ばんできます。そして蛹室という蛹になる部屋を作り始めます。

蛹になるまでの期間は飼育温度などの環境によって大きく変わってきます。通常はオスよりもメスの方が早く、大型のオスは遅くなります。

外からみて蛹室らしきものを作り始めたら菌糸ビン交換はしないで下さい。蛹室を壊してしまいちゃんと成虫に羽化できなくなる恐れがあります。

蛹室は通常は自分でつくったもので羽化させるのが一番良いです。しっかりと自分の大きさに適した蛹室をつくります。
もし蛹室が崩れてしまったりビン底につくってそこに 水が溜まってしまうなどの非常事態には人工蛹室へ移動させます。

蛹から成虫になるまでには大体一ヶ月程度かかります。(飼育温度や個体差によって違いがでてきます。)

前蛹や蛹の状態が一番デリケートな時ですのでこの間はビンを動かしたりせずに静かに様子を見て下さい。

※蛹になる前に幼虫は「前蛹(ぜんよう)」になります。仰向けになって動かなくなりますが、死んでしまったわけではありませんので菌糸ビンを振ったりしないで下さい。

オオクワガタ幼虫の前蛹の様子

蛹から成虫へと羽化

オオクワガタ成虫への羽化 蛹から成虫に羽化しますと通常はエサが必要になるまで蛹室の中でじっとしています。
羽化直後はまだ体が固まっておらず弱いですので取り出さないようにご注意下さい。

少なくとも羽化後1ヶ月くらいは蛹室で過ごさせてから取り出して頂くのが良いです。 もちろん自分で上まで出てくるまで待っていても良いです。
エサを食べるようになるまでに羽化してから約1~3ヶ月ほどかかります。

成熟して交尾・産卵に適した状態になるまでには大体4ヶ月~6ヶ月ほどが目安です。

羽化後、体が黒くなる様子

オオクワガタの産卵方法【初心者必見】 基本的な方法から産卵確率アップのコツまで分かりやすく解説。

オオクワガタの産卵方法について。産卵セットの組み方など紹介。

オオクワガタの産卵についての基礎知識

オオクワガタは産卵木に卵を産む『材産みタイプ』

オオクワガタ産卵用のクヌギ産卵木 オオクワガタはクヌギやコナラなどの朽ち木の中に産卵をします。一般的に『材産みタイプ』といわれる種類です。
そのためオオクワガタを産卵させるためには『産卵木(さんらんぼく)』とよばれる産卵用の材が必要になります。

オオクワガタを産卵させるには成熟したオスとメスを交尾させる必要がある

オオクワガタ産卵用のクヌギ産卵木 一般的に販売されているオオクワガタは未交尾になります。そのため産卵させる前にオスとメスを交尾させる必要があります。これを『ペアリング』といいます。
ペアリングさせる時に重要なのがオスとメスが成熟しているかどうかです。成熟とは『交尾・産卵が可能な状態』のことを指します。
オオクワガタの場合は羽化(成虫になる)してから約4ヶ月~6ヶ月経てば十分成熟します。成熟するまでの期間は飼育温度や個体差によって差が出ることがあります。
オス・メスが十分に成熟していない場合、交尾・産卵が上手くいかなかったり、産卵したとしても無精卵で幼虫に孵化しなかったりする恐れがあります。

オオクワガタを産卵させるには季節(温度)が大切

オオクワガタの産卵には季節(温度)が大切 もう1つオオクワガタの産卵に欠かせないのが『温度』です。20℃~25℃くらいの安定した暖かい温度(理想は25℃前後)が必要になります。季節としては初夏~夏が産卵のベストシーズンです。
秋を過ぎると冬眠の準備に入ってしまい、そうなるとたとえ温度管理しても産卵は難しくなります。
そのため時期としては気温にもよりますが5月~9月上旬くらいまでになるでしょう。

オオクワガタを産卵させるまでの流れ

次にオオクワガタを産卵させるまでの流れをみていきましょう。産卵までの流れは次のようになります。
1、オスとメスをペアリング(交尾)させる【3~4日】
2、産卵セットを組む
3、交尾済みのメスを産卵セットに投入して様子をみる【約1ヶ月】
4、産卵の兆候がみられたらメスを取り出しさらに様子をみる【約1ヶ月】
5、産卵木を割り出して幼虫を取り出す
期間としては順調にいけばオスとメスをペアリングさせてから産卵して孵化した幼虫を取り出すまで約2ヶ月くらいが目安になります。1つずつ詳しくみていきましょう。

1、オスとメスをペアリング(交尾)させる【3~4日】

オオクワガタのペアリング(交尾)方法 成熟したオオクワガタのオスとメスをペアリングさせます。オオクワガタの場合は羽化から約4ヶ月~6ヶ月経てば成熟済みと考えて大丈夫です。
簡単な方法としてはオス・メスを数日間同じケースで同居させます。オオクワガタは警戒心も強く、交尾は人気のない夜間におこなうことが多いため実際に目視で確認するのは難しいです。3~4日ほど一緒にさせればまず交尾していますので、確認できなくても交尾済みと判断します。ペアリングを成功させるポイントは次のとおりです。

■飼育ケースは小さめのものを使う。
■マット(土)は潜って隠れないくらいの浅めに敷く。
■エサ場は1ヶ所だけにする。


できるだけオスとメスが出会いやすくなるようにしてあげましょう。
オオクワガタはおとなしい性格ですが稀にオスがメスを殺してしまうことがあります。一緒のケースに入れたらオスがすぐにメスを攻撃しないか少し様子をみてください。


【↓ペアリングのやり方を動画でもご紹介しています】
※動画は音声が流れます。

2、産卵セットを組む

ただ単にオスとメスを一緒に飼育していても産卵はしません。産卵させるにはオオクワガタのメスが産卵できる環境をつくってあげる必要があります。
産卵セットとは『メスが産卵したいと思う環境』を飼育ケースの中に再現したものです。オオクワガタの場合は材産みタイプなので産卵木を使って産卵セットを組みます。
(産卵セットの具体的な組み方は下記で詳しく紹介しています)

3、交尾済みのメスを産卵セットに投入して様子をみる【約1ヶ月】

交尾済みのメスを産卵セットに投入する 産卵セットを組んだらそこに交尾済みのメスを投入します。オスも一緒に入れてしまうと産卵の邪魔になることがありますので、産卵セットにはメスだけ入れるのがポイントです。
あとは直射日光の当たらない静かな場所に置いて様子をみます。メスや産卵木の様子が気になるところですが、ここで産卵セットを動かすのはNGです(ゼリーの交換くらいはOK)。少なくとも約1ヶ月は産卵木には触れずに様子をみましょう。

4、産卵の兆候がみられたらメスを取り出しさらに様子をみる【約1ヶ月】

産卵の兆候がみられたらメスを取り出して様子をみる メスが産卵行動にはいると産卵木を削ったり穴をあけて穿孔したりします。ケースの外からみて産卵木がかなり削られている様子が確認できれば産卵している可能性が高いです。
メスを投入して1ヶ月近く経ち産卵木が削られているようでしたら、メスが外に出ているときに取り出しましょう。
そこからさらに約1ヶ月ほど様子をみます。産卵した卵が孵化して幼虫がある程度成長するのを待つためです。
産卵の兆候がみられたからといってすぐに産卵木を割ると卵が出てくる恐れがあります。産卵木の中で幼虫に孵化させたほうが安心ですので待ちましょう。また産卵したばかりの産卵木はまだ固いため割り出すのも大変です。

5、産卵木を割り出して幼虫を取り出す

産卵木を割り出して幼虫を取り出す産卵の兆候がみられてから1ヶ月も経てば孵化した幼虫が産卵木の中である程度の大きさまで成長しています。
産卵セットから幼虫を取り出すことを『割り出し』といいます。ドライバーなどの工具を使って少しずつ産卵木を割りすすめて中の幼虫を取り出しましょう。
取り出した幼虫は初令ならプリンカップに発酵マットで個別に管理し、2令以降なら菌糸ビンに移します。
※幼虫の大きさ(初令・2令・3令)について詳しくはこちらのページをご参考ください。
ドライバーで幼虫を傷つけないように慎重に割っていきましょう。幼虫は孵化したばかりの小さい初令の場合、菌糸ビンですと死亡率が高くなることがあります。

産卵木についての紹介と産卵セットの組み方について

オオクワガタの産卵には欠かせない産卵木。産卵を成功させるために一番重要なものといえます。
オオクワガタの産卵で使用されている産卵木には主に次の2種類があります。
■シイタケのホダ木を利用した一般的な産卵木
■クヌギやコナラなどにキノコ菌を植菌した菌糸材
ここではそれぞれの産卵木についての特徴と産卵セットの組み方について紹介します。

クヌギ・コナラなどの一般的な産卵木について

一般的な産卵木とはシイタケの原木栽培で使われたホダ木をオオクワガタの産卵用に短くカットしたものです。
なぜシイタケのホダ木が産卵木として使われるのか?
野生のオオクワガタは立ち枯れしたクヌギなどの樹木に産卵します。ただ飼育下で産卵させるのにそういった天然の樹木を使うことは難しいです。
そういったなかでシイタケ菌によって朽ちたホダ木がオオクワガタが産卵に好む状態だったことが分かり、産卵木として利用されるようになりました。

一般的な産卵木のメリット・デメリット

一般的な産卵木(クヌギ・コナラなど)のメリット・デメリットを知っておきましょう。
【一般的なクヌギやコナラの産卵木を使うメリット】
■サイズ(太さ)や固さなどが選べ、ケースの大きさに合わせやすい。
■1本あたりの値段が安価。(大体1本300円~600円ほど。値段は太さや品質によります)
■長く保存できるため、使わない産卵木はとっておける。
【一般的なクヌギやコナラの産卵木を使うデメリット】
■産卵木の質にばらつきがある。
■加水・陰干しをおこなう必要がある。(難しくはないです)
■雑虫などの混入の可能性がある。
(→ビートルファームの産卵木はA材とよばれる上質で雑虫混入の可能性が低いものを取り扱っています。
太さを選べるため複数の産卵木をセットしたい場合にケースの大きさに合わせやすいのが便利です。良質なものを使うことが大切なため、産卵木は専門店が扱うものを選ぶのがおすすめです。

一般的な産卵木を使った産卵セットの組み方

産卵セットの組み方について オオクワガタを産卵させる場合に最も多く行なわれているセット方法といえます。
クヌギ・コナラどちらもオオクワガタが好む産卵木です。

オオクワガタのメスは自分が気に入った産卵木を選びます。どの産卵木を気に入るかはメス次第なため、2~3本の複数の産卵木をセットするのが成功確率をアップに効果的です。

それでは産卵セットの組み方の手順をみていきましょう。

1、産卵木を加水・陰干しします。

産卵木を加水・陰干しする 使用する産卵木を加水します。加水時間は30分~1時間ほどで、産卵木が十分に水を吸いきっていれば大丈夫です。
加水した産卵木は30分ほど陰干ししてください。

2、埋め込みマットを敷いて産卵木を並べます。

埋め込みマットを敷いて産卵木を並べる 飼育ケース(コバエシャッター中)の底に微粒子埋め込みマットを4~5cmほど敷きます。手で押し固めるように敷いてください。
その上に産卵木を横向きに並べて置きます。産卵木の皮を剥くかどうかはお好みでお選びください。
当店の産卵木ですと産卵木 Mサイズがちょうどコバエシャッター(中)に3本セットできる太さです。

3、産卵木を埋め込みます。

産卵木を埋め込みます。 産卵木の8割~9割くらいが隠れるまで微粒子埋め込みマットで埋めます。この際には押し固めなくて大丈夫です。

4、転倒防止材と高タンパクゼリーを配置して完成です。

転倒防止材と高タンパクゼリーを配置して完成です。 転倒防止材高タンパクゼリーをバランスよく配置して完成です。
写真にはオスとメスを投入していますが、産卵の邪魔にならないように交尾済みのメスだけ投入するようにしましょう。
あとは産卵してくれるように約1ヶ月は静かに様子を見守ることが大切です。


【↓オオクワの産卵に必要な用品がすべて揃った「クワガタ産卵セット(材産み用)」を使ったセット方法の動画です】
※動画は音声が流れます。

人工カワラ材などの菌糸材について

人工カワラ材 菌糸材とはクワガタムシの産卵専用に製造された産卵木です。クヌギ材やコナラ材に特定のキノコの菌を植菌・培養してつくられています。
オオクワガタの産卵に非常に効果的な菌糸材が人工カワラ材です。オオクワガタがカワラタケ菌を好んで産卵する傾向があるため、そのカワラタケ菌を植菌した産卵用の材になります。
一般的な産卵木ではなかなか産卵しないメスでも産卵に成功したり、多産が期待できたりします。
当店もWF1個体(野外で採集したメスの子)のブリードは全てこの人工カワラ材でおこなっています。

人工カワラ材のメリット・デメリット

人工カワラ材のメリット・デメリットを知っておきましょう。
【人工カワラ材を使うメリット】
■オオクワガタの産卵に非常に効果的なため産卵確率がアップする。
■製造過程で滅菌処理されるため雑虫の混入がない。
■水分が含まれているため加水・陰干しの必要がない。
【人工カワラ材を使うデメリット】
■サイズ(太さ)や固さが選べない(袋詰めで販売されています)
■1本あたりの価格が一般的な産卵木に比べて高価。(だいたい1袋2本入りで1,500円くらい)
■高温に弱く時間とともに劣化していくため長期保存ができない。
オオクワガタの産卵目的であれば人工カワラ材を使うメリットは非常に大きいです。もちろん必ず産卵してくれるとは限りませんが、一般的な産卵木より確率は高まります。可能であればぜひ使いたいところです。

人工カワラ材を使った産卵セットの組み方

人工カワラ材での産卵セットの組み方について オオクワガタの産卵に特に効果的な人工カワラ材を使った産卵セット方法です。人工カワラ材は1袋に2本入りになりますので、2本ともセットするようにしましょう。

1、人工カワラ材の皮膜と樹皮を半分だけ剥きます。

産卵木を加水・陰干しする人工カワラ材は樹皮のまわりが菌糸の皮膜で覆われているのが特徴です。この皮膜と樹皮を剥くかどうかは一概にどちらが良いとはいえませんので必須ではありません。
当店では半分だけ剥いてセットすることが多いです。
※人工カワラ材は加水済みのため、再度の加水・陰干しは必要ありません。

2、ケース底に埋め込みマットを数cmほど敷きます。

産卵木を加水・陰干しする飼育ケース(コバエシャッター中)の底に微粒子埋め込みマットを数cmほど手で押し固めるように敷いて霧吹きで少し加水します。

3、人工カワラ材を並べて置きます。

産卵木を加水・陰干しする皮膜と樹皮を剥いた面を下にして人工カワラ材を並べて置きます。

4、埋め込みマットで人工カワラ材を埋めます。

微粒子埋め込みマットで人工カワラ材を埋めます。人工カワラ材と飼育ケースの隙間に微粒子埋め込みマットをいれて材を埋め込みます。
人工カワラ材の上部が少し外に出るようにします。

5、転倒防止材と高タンパクゼリーを置いて完成です。

転倒防止材と高タンパクゼリーをバランスよく置いて完成です。転倒防止材と高タンパクゼリーをバランスよく置いて完成です!
交尾済みのメスだけ投入し、直射日光の当たらない静かな場所に置いて約1ヶ月ほどはそのまま様子をみましょう。

ビートルファームでも使っているオオクワガタの産卵におすすめの用品

オオクワガタの産卵成功の確率をアップさせるには産卵木などの用品選びが重要になってきます。
ここではオオクワガタの産卵に当店でも実際に使っているおすすめの用品を紹介します。
オオクワガタの産卵におすすめの用品 クヌギ産卵木【産卵木(クヌギ/コナラ)】
A材~A’材とよばれる良質な産卵木でオオクワガタの産卵に適しています。当店のブリードでも実際に使用しています。産卵木Mサイズならコバエシャッター(中)に3本セットできるのでおすすめです。
オオクワガタの産卵におすすめの用品 コバエシャッター(中)【コバエシャッター(中)】
コバエの出入りを防止する専用フィルター付きのケース。産卵セットに適した大きさです。保湿効果にも優れ乾燥を防ぎます。クリアで観察しやすいので産卵の兆候も分かりやすいです。
オオクワガタの産卵におすすめの用品 微粒子埋め込みマット【微粒子埋め込みマット】
オオクワガタが好む広葉樹100%のマットです。微粒子のため産卵木の埋め込み用に最適です。産卵木の保湿には欠かせません。
オオクワガタの産卵におすすめの用品 人工カワラ材【人工カワラ材(2本入り)】
クワガタの産卵専用にカワラタケ菌を植菌して製造された材です。特にオオクワガタの産卵には非常に効果的で、産卵確率・産卵数のアップが期待できます。当店の野外で採集したオオクワガタのブリードは全て人工カワラ材でおこなっています。
オオクワガタの産卵におすすめの用品 国産無添加ゼリー【国産無添加ゼリー】
高たんぱくのため産卵前後のメスの栄養補給に最適です。樹液に近い糖分(約10%)で食欲アップを促し、他のゼリーに比べて「食い」の違いが実感できます。当店オリジナルのゼリーです!
オオクワガタの産卵におすすめの用品 クワガタ産卵セット(材産み用)【クワガタ産卵セット(材産み用)】
オオクワガタなどの材産みタイプの産卵セットに必要な用品が全て揃ったセットです。個別に揃えるよりもお買い得!あとはセットして交尾済みのメスを投入するだけです!

産卵を成功させるポイント

産卵を成功させるポイントについて

1.産卵セットする時期を選ぶ
野外のオオクワガタは暖かい季節に活動し、気温の低い冬は越冬のため活動しなくなります。そのため産卵に適した季節はだいたい5月~10月くらいです。(気温によります。)

安定して20℃以上ある時期が理想です。冬季は加温しても基本的に産卵させるのは難しいです。

2.しっかりと成熟したペアで交尾・産卵させる
オオクワガタは羽化してから約4か月~6か月くらい経過してからブリードさせるのが良いです。未成熟のペアでは産卵させることができません。羽化後、一度冬を越したペアは最も産卵に適しています。

3.良質の産卵木を複数本セットする
オオクワガタは自分の気に入った材に産卵する傾向があります。どれを気に入るかは実際にセットしてみないと分かりませんので、良質な産卵木を2~3本セットすると効果的です。

4.産卵セット後は1ヶ月は様子をみる
産卵セットにメスを投入したあと、産卵行動に入っているかなどとても気になりますが、ここで産卵木を取り出してみたりマットを掘ってみたりしますとメスが産卵に集中できなくなってしまいます。

産卵するまでの日数は個体差がありますので、1ヶ月はケース内に触れずに様子をみて下さい。

産卵していなかった場合には・・

セットから1ヶ月以上経過しても産卵の兆候がみられず、また実際に割り出してみても卵や幼虫が確認できなかった場合には産卵の失敗が考えられます。

失敗の原因については生き物ですので同じ条件で必ず産卵するとは限らず、はっきりと特定するのは難しいです。
考えられる主な要因と対処方法は下記のとおりです。

■温度が低くまだ産卵の時期に適していない。
→気温が安定して高くなる夏を待ち、もう一度チャレンジする。
■オス・メスのどちらかがまだ十分に成熟していない
→羽化から約4ヶ月~6ヶ月経ってからブリードする。(ひと冬越したペアならベスト)
■しっかりと交尾していない
→もういちどペアリングからやり直す。
■産卵木が合わなかった
→新しい産卵木で再セットする。人工カワラ材を試してみる。
■メスが弱っていた
→高たんぱくゼリーを与えて様子をみる。難しい場合は別のメスでチャレンジする。
オオクワガタに限らずクワガタムシやカブトムシの産卵は必ず成功するとは限りません。そこは生き虫ですので正しい方法でブリードをしても個体により成功するかどうか変わってきます。

こちら側でできることは産卵の確率を上げていくということです。
夏の限られた時期しか産卵が難しいオオクワガタですので、どうしても産卵を成功させたいという場合には1ペアだけでブリードするのではなく、複数のペアでブリードさせたり、1回の失敗で諦めずに再セットしてみるのもポイントです。

とはいえ産卵に関していえばオオクワガタ自体は他の種類のクワガタと比べても成功しやすい種類になります。
上手く産卵してくれるかその過程を楽しみながらおこないましょう。

ぜひオオクワガタのブリードにチャレンジしてみてください!

オオクワガタ採集の様子【福島県南会津での灯火採集(ライトトラップ)】

オオクワガタ採集の様子。灯火採集 福島県南会津 オオクワガタを採集する方法のひとつに灯火採集があります。
灯火採集には夜間に街灯や自動販売機の光に飛んでくるオオクワガタを捕まえる方法と、ライトの光でオオクワガタを引き寄せる方法(ライトトラップ)があります。
今回はライトトラップによるオオクワガタ採集の様子を紹介します。

月明かりのない日に採集ポイントへ

月明かりのない日に採集ポイントへ ライトトラップはライトの光でクワガタを引き寄せるため月明かりのない真っ暗な日が効果的になります。

この日は昼間に局地的に雨が降っていました。トラップをセッティングする直前にやんでくれましたが、山には濃いもやがかかっています。
もやが濃すぎるとしっかりと目指して飛んできてくれない恐れがあります。

18時30分 セッティングして暗くなるのを待ちます。

採集用の機材をセッティングして暗くなるのを待ちます。 クワガタなどの昆虫を引き寄せるための白い布をたて、複数のライトを配置します。
夜になると驚くほどたくさんの昆虫がここをめがけて集まってきます。その数の多さからするとクワガタはほんの一部です。さらにオオクワガタとなると・・難しいです。

19時30分 辺りも暗くなり昆虫が集まり始めました。

辺りも暗くなり昆虫が集まり始めました。 白い布にはたくさんの蛾が集まってきました。クワガタも上手く白い布にとまってくれれば良いのですが、クワガタはそれほど飛ぶのが上手ではないためライトを目指しながらも少し離れた場所に着地することも多いです。

懐中電灯を照らして辺りを歩きながら注意深く探します。辺りにひょっこり歩いてることも!?

19時45分 コクワガタのメスが飛来しました。

コクワガタのメスが飛来しました。 最初のクワガタです!着地したばかりで羽がまだ出たままです。
コクワガタが飛んでくるのはオオクワガタを採るのに良い兆候です。はっきりとした理由は分かりませんがオオクワガタとコクワガタは行動パターンが似ているようで、コクワガタがくればオオクワガタが飛んでくることも十分考えられます。

ある意味嬉しいコクワガタ。

20時10分 続々とクワガタが飛んできてます。

続々とクワガタが飛んできてます。 写真はアカアシクワガタです。名前の通り足の付け根辺りが鮮やかな赤色をしています。標高の高い場所では見ることは珍しくありません。

オオクワガタは20時~22時の間に飛んでくることが多いです。日付が変わってしまうと難しいです。

21時00分 大型のミヤマクワガタも!

大型のミヤマクワガタも! ずいぶんとミヤマクワガタも飛来してきていますが、かなり大きなオスが飛んできました!
ミヤマクワガタもやはり標高の高い場所に生息しています。高温が苦手のため飼育するとすぐに弱ってしまうことが多いですがここでは元気に飛び回っています。

21時20分 今日は少ないカブトムシ。

今日は少ないカブトムシ。 これまで飛んでくるのはほとんどがアカアシクワガタかミヤマクワガタ。見上げると一際大きな昆虫がぐるぐる回りながら落ちてきました。今日はあまり飛んでこなかったカブトムシ(メス)です。

21時30分 オオクワガタはまだきません・・。

今日は少ないカブトムシ。 オオクワガタが飛んできても良い時間帯なのですがまだやってきません。白い布には相変わらずたくさんの昆虫が集まってきます。大半は大小さまざまな蛾です。トンボも隅っこにとまっていました。

21時38分 ついにオオクワガタのメスが!

ついにオオクワガタのメスが! 何となく今日はオオクワガタと出会えない予感がしてきた頃、ついにオオクワガタのメスが飛んできました!まだ羽が出ているところを急いで撮影。白い布から離れた場所に着地してました。

22時10分 クワガタが飛んでこなくなりました。

クワガタが飛んでこなくなりました。 昆虫の数も徐々に減りクワガタは飛んでこなくなりました。そろそろライトトラップ終了です。写真は最後に飛んできた立派なノコギリクワガタ。

22時30分 ライトトラップ終了

ライトトラップ終了 今日は昼間天気が悪かったのでどうなることかと思いましたが、何とかオオクワガタのメスが1頭飛んできてくれました。
飛んできたクワガタの大半はミヤマクワガタとアカアシクワガタでした。今回は幸いオオクワガタがやってきてくれましたが全くこない日も多いです。

採集したクワガタは一部だけケースへ。あとはその場で逃がします。

オオクワガタはオスもメスも簡単には採集できませんが、特にオス、それも大型の個体はさらに困難です。また実際にライトトラップで採集できるのも夏の間だけと限られています。

※ライトトラップは地元の許可を得た場所で行なっています。採集する際には住民の方などのご迷惑にならないようにマナーを守っておこなって下さい。

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